忙しい日々が続くと、なかなか食事に手間や時間をかけられず、「食事だけ」で栄養バランスを整えるのは大変ですよね。
そんな時に、サプリメントやプロテイン飲料などの「健康食品」は多忙な現代人にとって救世主的存在ともいえます。
では、食品とサプリメントには、どのような違いがあるのでしょうか?
今回は、食品とサプリメントから栄養素を摂取する時の「違い」と「メリット」を紹介します。
「食品」と「サプリメント」の違い
実は、サプリメントも広い意味では「食品」に分類されます。
サプリメントは健康食品の一種であり「健康の保持増進に資する食品全般」とされています。
また、サプリメントは「特定成分が濃縮された錠剤・カプセル状・顆粒状等の製品」であり、医薬品や医薬部外品とは異なります。
サプリメントはその見た目から薬のような印象を持ちますが、あくまで「食品」の一種であり、健康維持・増進のサポート(援護射撃)のつもりで使用することが推奨されています。
そして、食品とサプリメントの大きな違いは、食品は「様々な栄養素」を幅広く摂取でき、サプリメントは「特定の栄養素」をピンポイントで摂取できるというところです。
例えば、葉酸
例えば「葉酸が豊富ないちご」と「葉酸」のサプリメントを比較してみましょう。
いちごには、葉酸以外にもビタミンCや食物繊維、ポリフェノールにカリウム、パントテン酸など多くの成分を含んでいます。また、人間が発見できていない天然の良い成分が含まれている可能性もあります。
サプリメントの場合は、有用成分は「葉酸のみ」になります。あとはカプセルを作る添加物でできています。
追加で葉酸以外の有益な成分を配合して差別化をはかっている商品も多いですが、自然に存在する食品のように幅広く配合することは難しいのではないでしょうか。
ですので、不足していると自覚がある栄養素は「サプリメント」、それ以外は栄養価の高い「食品」を摂取すると効率よく使い分けができると思います。
参考:消費者庁
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf
参考:公益財団法人日本健康・栄養食品協会
https://www.jhnfa.org/soudanshitu-0.html