【食物繊維】の上手な摂取方法

便秘に悩む妊婦さんも多いのではないでしょうか。

妊娠中に便秘が多くなる原因は、ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなったり、からだが水分を蓄えやすいため便が硬くなって出にくくなったりするためです。
そのため、排便をスムーズにするため「こまめな水分補給」と、腸活のためにも「食物繊維」が重要です。

 

④食物繊維(しょくもつせんい)

実は、食物繊維も食事摂取基準において、妊娠期の付加量は設定されていません。

しかし、推奨摂取量が18gであるにも関わらず、妊娠期の食物繊維摂取量の平均値が15.3gしかないという現状です。(※下記のデータを参照)

食物繊維は、妊婦さんだけでなく多くの日本人が不足気味であり、一日あたりプラス3~4gを目標に積極的に摂取することが勧められる食品成分です。

毎食副菜を摂取し野菜を多く食べる、きのこでカサ増しする、麺の代わりにしらたきや切り干し大根を活用する、など意識することで食物繊維をより多く摂取できます。

 

【参照】
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1488

豊富に含まれる食品

おから、そば、しらたき、切り干し大根、ごぼうやレンコンなどの根菜類、干し柿、納豆、きのこ類、ひじきなど

妊娠中に推奨する摂取量

成人女性18g
【参照】厚生労働省の日本人の食事摂取基準における妊婦付加量(推奨量)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586574.pdf

妊婦さんの平均摂取量

妊婦・平均値 15.3g
摂取量は個人差があるため、厚生労働省が行っている国民健康・栄養調査報告
の値を参考にしています。
【参照】令和元年国民健康・栄養調査報告
https://www.mhlw.go.jp/content/000711006.pdf