カルシウムは、骨や歯を作る重要な栄養素です。
⑤カルシウム
実は、食事摂取基準において、妊娠期にカルシウム量を付加する、という記載はありません。
その理由は、妊娠期はカルシウム必要量が増加するが、吸収率も増加するため、通常の推奨量で大丈夫ということが厚生労働省の資料に記載されています。
しかし、カルシウム推奨摂取650mgに対して、妊娠期のカルシウム摂取量の平均値が473mgしかないという現状です。(※下記のデータを参照)
食事に干しエビやチーズをプラスする、ホットミルクを毎朝のむ、おやつに小魚やヨーグルトを食べるなど、
カルシウム摂取を習慣化することがオススメです。
妊娠中以外でもカルシウムを積極的にとることで骨粗鬆症の予防にもなるので、産後以降もぜひ意識してくださいね。
豊富に含まれる食品
干しエビ、チリメンジャコ、牛乳・乳製品、ひじき、高野豆腐、モロヘイヤなど
妊娠中に推奨する摂取量
成人女性650mg
【参照】厚生労働省の日本人の食事摂取基準における妊婦付加量(推奨量)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586574.pdf
妊婦さんの平均摂取量
妊婦・平均値 473mg
摂取量は個人差があるため、厚生労働省が行っている国民健康・栄養調査報告
の値を参考にしています。
【参照】令和元年国民健康・栄養調査報告
https://www.mhlw.go.jp/content/000711006.pdf